直圧直結給水方式

配水管内の水圧を利用し、給水装置の末端である給水栓まで受水槽を経由せず直結給水する方式。

直圧直結給水の適用範囲を拡大します!
~安全でおいしい水道水を水道管の圧力で3階建て以上の建物に
直接お届けできる範囲が広がります~

平成19年1月11日
水道局

 水道局では、お客さまにより一層安全でおいしい水道水をお届けするために、貯水槽を設置することなく水道管から直接各階に給水できる方式の適用範囲の拡大について検討を進めてきました。
このたび、配水管やポンプ所等の施設整備が進み、一定以上の水圧が確保されてきたことから、直圧直結給水(特例直圧給水及び三階直圧給水)の適用範囲を拡大します。
これにより、建物新築時はもとより、既存建物における貯水槽方式から直結給水方式への切り替え時にも、直圧直結給水の可能性が広がり、より一層安全でおいしい水道水が味わえるようになります。

1 直圧直結給水の適用範囲の拡大
(1)特例直圧給水(増圧ポンプの設置留保)
水道メータ口径20ミリメートル~75ミリメートルの建物では、特例直圧給水の要件を緩和し、直圧直結給水を採用しやすくなります。

※特例直圧給水とは、現状の配水管の水圧において、建物の4階以上への直圧直結給水が可能な場合に、特例として増圧ポンプの設置を留保し、直接給水する方式です。建物の階数、所要水量、配水管の水圧その他の事情変更により給水上の支障が生じた場合又はおそれがある場合は、お客さまにおいて増圧ポンプを設置していただきます。
※現地の配水管の水圧、建物の高さ等の条件により、実施できない場合があります。

(2)三階直圧給水
 建物の3階までは、原則全ての建物で直圧直結給水ができるようになります。

※三階直圧給水とは、配水管の水圧で3階まで直接給水する方式です。

2 適用時期
平成19年1月15日申請受付のものから適用します。


高置水槽式イラスト   貯水槽水道方式  高置水槽方式

水をいったん受水槽にためて、その後ポンプを使って、屋上の高置水槽へくみ上げ、自然流下により給水する方式。

メータ口径制限 :なし

建物階高制限 :なし

                                             ※東京都水道局の資料に準拠します。